そしてあすから一週間は冬。
たぶんCOVID-19禍がはじまる以前のころだからもう4年か5年くらいまえになるだろうか、母と散歩中によく行き合うご近所さんがいた。母より高齢で、おひとり暮らし。最近は会う機会がなく、おうちも雨戸の開けたてをしていないのかなと思わせるようすがあったりした。きょうはそのご近所さんとばったり会えて、ほんのりと近況トークができた。あまりつっこんだ話はしてないが、あなたを気に懸けていますよという気配がほんのり伝わっているといいな、の、ほんのり。見事に咲いてるおうちのアンズによろこんで、母がそっと頼んでみたら快諾してくれたので、ちいさな枝を切って頂いてきた。
ハナニラもおまけのようにつけてもらったのでいっしょに活けた、かわいい。
写真は家のなかで背景にもっとも雑味のすくない場所、すなわち階段にて、iPhoneカメラのポートレイト機能を使って撮影しております。じっさいに飾っているのは洗面所の鏡のまえなので、あらゆるものが写りこむ。
👀👀👀
ちょっと寝つきが悪かったのだが、寝不足のせいですこし気が昂っているんだろうか、わりといろいろなことがこなせた一日でした。ラジオ体操とか、しっかりめの掃除機がけとか、自治会の集まりとか、あると思っていたのになかったカレールゥを夕方から買いに行ってぶじカレーを作ったとか、WOWOW放送の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を観たりとか。(すごくオーソドックスな筋書きなのにすごく妙ちきりんな映画だったぞ……)
本を読みたい、とっぷりと思索をしたい、その一端を文字にして世にあらわしたい、自分を体のうちに留めずゆたかに使い尽くしたい、この欲望はどだい不可能なことをしたがって果たせないことばかり積みあげて気持ちを疲弊させているだけではないだろうか、むにゃむにゃ。
Mastodonに投稿したものですが、自分はつねに自分を使い尽くしたがっているのではないかなと思いつき、それは人の身というより己の身(頑健ではない心身)には過ぎた欲望なのではとか自戒を気取ってみつつ、さっきみたエブエブがヘンテコすぎてあたまから離れない。
あすから寒いのであったかくしておやすみなさい。
