キテキ

はづき真理のブログ

歯が痛かった

起きてしばし、歯が痛い気がするとMastodonに投稿したんですが、左上の糸切り歯から奥に3本くらいがまとめてずんずん痛くなってきまして、さいわい午前中に予約がとれて歯医者に行ってきました。

3本まとめて痛かったのですが、叩いて見た結果、本丸は糸切り歯のよう。去年治療し、神経は残したけれど中で痛くなってくるようなら抜かなきゃいけないといわれていて、それが予告になったかのように先生曰く「生き残っていた」神経を抜かれました。歯のなかごしごしされて水でざーざー流された感じ。歯の神経ってそういえばどういうものなのだろう、ふつうに視認できるのだろうか…… と思っていた心の声が伝わったのかどうか、治療後にイスを起こされるや否や「これが抜いた神経なんですけど」とあっさり見せられました。白っぽい糸みたいだった…… 極細の歯間ブラシみたいな器具にはりついてたマイ神経……

きょうは起きたら歯痛だし、午前中に予約取れたので、いつもの自分ならもう出かける準備に意識をすべて割くのですが、せっかく習慣化しかけているのだと踏ん張って一階のみの掃除機がけは済ませました。しかし予定外のタスクをこなしたわたしの気疲れはでかく、歯医者を終えたあとあまり行かないケーキ屋さんをのぞいて、シュークリームとチョコレートケーキ(オペラ)を買って帰りました。

だけども麻酔が切れるまで食べられないし、ケーキのおなかというよりごはんのおなかになってきたし、その後もうひと仕事、買い出しに出た帰りに焼きたての塩バターつぶあんロールをゲットしたのでそっちを先に食べちゃった。

きのう旧Twitterで知ったこちらの支援状況をちょこちょこチェックしたり、

このニュースでフーシ派のことを取り急ぎネットで検索して読んだりしていた。

中東情勢、と括っていいのかもおぼつかないが、アメリカを通じてすでに日本もその戦争に参加しているんだと、ようやく肌に迫ってきた感じだ。「どちらの側」に「正当性」があるか? という流れに乗せられてはいけない。どこも組織的な人殺しをするな、しているのならいますぐやめろ、という基本を揺るがせにしないよう努める。これほんとに努力しないと、すぐ「ええと、これはどっちが『悪い』んだろ」という方向に流れてしまう。そして自分が「悪くない」側でいられる情報にふれてほっとしようとしてしまう。もともと自分は「西側」の価値観をインストールされているから、よけいに危うい。

ここしばらく腰に「ぎゅーっと押してもらったら楽だろうな」という緊張がわだかまっていて、股関節とか腿の裏とかお尻とかのストレッチが有効なのではと自分なりにやっているのだが、あまり改善せず、体が軋る感じでちょっと疲れている。

そこにきて地震と戦争と自分の歯痛と……で、ややぐったりぎみだった夕方にアナーカ・フェミニスト高島鈴の「天皇BL」小説(初商業小説とのこと)なんてどえらいもんを読んでしまった。

後半、あまりに悔しくて泣いた。

それから歯医者のあとに買ってきたチョコレートケーキ、オペラを食べた。密度がすごくて宇宙を平らげているようだった。

上記メディア、歌人・小説家の川野芽生の作品もとてもよかった。タイトルまんまの話で、ミレー『オフィーリア』にただよう甘美な陶酔に中指突き立てる感じである。

今シーズン買ったばかりの靴下の爪先に穴が空いてるのを発見して(この位置はひさしぶりに穴をあけた、すこし伸びすぎた足の爪をきのう夜切ったところだったのでショック)、疲れに追い討ちがかかりだいぶしょんぼりしてたのだけど、きょうの自分はよく働きました。