キテキ

はづき真理のブログ

平時の差別が緊急時の「助からなさ」になること

もうほんとに、社会の根っこに横たわる差別を引っこ抜いて、そこから育ったものをすべて枯らして根絶やしにしたい。でもこういう「いったんまっさらにしたい」衝動は短絡的だし実現可能性がない。

能登半島地震のニュースをみていて、上に書いたようなことをじっと考えている。考えるだけでなく、なにか行動を、振る舞いを、自分の体のおよぶ範囲より外に外にと伸ばしていきたい。

(6日朝に追記)以下、Mastodonに書いた文をコピペしておく。

読んでいてぎりぎり歯を食いしばってしまうな…… 
あたりまえだけど災害時には出勤が可能な範囲に居住している職員も被災者だし、福祉避難所に指定されていても断水停電していれば受け入れはできない。
避難所、と名指されているだけで実際の運用ができない、という例はいくらでもあるだろう。平時からの「設計」みたいなものを考え直すしかないんだと思うけれども……

石川県の高齢者施設 3施設と連絡取れず 厚労省など確認進める | NHK | 令和6年能登半島地震


「災害の影響をうけない頑丈な地盤」みたいなところは、すでになにかが建っているんだろうし。自分は人生ほぼずっと関東平野住みで、能登半島の地理的特徴を生理的に把握できてないんだけれど、そういう安全な土地自体が少ないとか、あっても小規模で点在している、とかなら、それに合わせた都市計画というかそういうものを…… こういうのってだれも住んでないまっさらな土地にいっせーのせ、で人が住むわけじゃないから、絵空事みたいになっちゃうんだけども。


こういった「施設」が、地域の中心に建つことはほぼない。そういう「設計」から見直していかなきゃならないんだと思う。

能登半島地震 障害のある人たちの状況は - 記事 | NHK ハートネット

(追記ここまで)

きょうはぶじに7時起きしたが、40分くらいふとんのなかに留まっていて、起動は8時近かった。予定通り去年6月に買ったきりだった押し入れ収納家具を母と組立てました。正味は1時間半くらいだと思うけど、気分としては一日仕事。じりじりと家が整っていく気配はうれしい。しかし大きな災害があればここを放棄する判断を迫られたりもするのだな…… いちばんあり得そうなのは水災だが(河がすぐ近く)、地震でたとえ家屋そのものが壊れなくても、家が建ってる地盤がどうにかなったらもう住めなくなっちゃうもんな。

そういえば7時起きで起動が8時近いと、NHKの朝のニュースが見られませんね。きょうは夕方と夜のニュースを見た。

SNSで散見された、能登半島地震の報道が減っている、というのは、1日だか2日だかに公共放送たるNHK地震関連のニュースをいわゆるL字画面で表示させず、通常の全画面で予定通りの正月特番などを流した(らしい)ことを指しているようだ。きょう自分が見たニュース番組ではさすがに地震の報道がメインだったと思う。

夜7時のニュースで国際NGOの人が「被害の規模は東日本大震災レベル」(大意)と言っていたのが重い。これは印象、感覚の話だけれども、あきらかに2011年3月のときよりも報道から伝わる切迫感が薄い。被災地から発信される(発信できる)情報自体が少ないのかもしれない。

(6日昼に上の段落の「医療NPO」を「国際NGO」に修正、以下追記)自分がニュースで見たのは国際NGO「ピースウィンズ・ジャパン」が派遣した災害支援チームのプロジェクトリーダーを務める稲葉基高医師の話だった。記事に東日本大震災レベル、というのは書かれていないけれど。

珠洲市 医師などNGOが医療支援や捜索活動“環境は非常に劣悪” | NHK | 令和6年能登半島地震

(追記ここまで)

ふろに入りながら「平時から災害時対応を織り込んだ設計の街」を考えていたら、手順を2回ほどまちがえた。湯船から出たあともういっかいシャワーを浴びたかな? 記憶にない。

収納家具の組立てをしただけなのだが、全身に「渋い」しんどさがうっすら浸みこんでいる気がする。そんなに全身使った気はしないのだが…… ねじ回し筋(どこ?)は使ったかもしれないが……

あすは図書館に行くかもしれない。